鳥人間経験者インタビュー 第一回 TUYAE ”外に出て本物を直接学ぶことの大切さ”

TUYAEさんのTwitterアカウントより拝借(@sola_no_tuya)

こんにちは!さいがです。

今回は鳥人間コンテスト滑空機部門にて2017年、2019年大会に出場し、設計、パイロットとして活躍した経験を持つ、元 豊田工業大学翼人会SOLAEのTUYAEさんにインタビューを行いました!

かっこいい機体をバンバン生み出せる秘訣、鳥コンで学んだこと、今後の野望など根掘り葉掘り伺いました!

さいが
さいが

2017年大会滑空機部門で、飛距離で競ったのがもう3年前とか信じられない。。。今回はインタビューのご協力ありがとうございます!

TUYAE
TUYAE

よろしくお願いいたします!!

TUYAEプロフィール

TUYAE(@sola_no_tuya)

所属チーム:豊田工業大学翼人会SOLAE 

役職:設計兼パイロット

【鳥人間コンテスト出場経歴】

2016 滑空機部門 5位 277.56m

2017 滑空機部門 4位 327.99m

2019 滑空機部門 測定不能

現在は航空機に関連するお仕事に従事

鳥コンを目指したきっかけ

さいが
さいが

しょっぱなから王道質問です!

どうして鳥人間コンテストを目指したのですか?

TUYAE
TUYAE

もともと飛行機が好きだったんですよね。

滑空機部門に出場したのは自分が所属している豊田工業大学翼人会SOLAEが滑空機部門で出場していたというのもあるのですが、やっぱり滑空機部門は機体性能が占めるファクターも大きくて、一発勝負!という感じがして、そういう点で挑戦したいって思ったのがきっかけです。

2017年の鳥人間コンテストのテレビ放映で、小さいころからの夢が”鳥人間コンテストのパイロット”って紹介されたんですけどあれって実はミスリードな部分が多くて…本当はエアラインのパイロットになるのが夢だったんです。でも、その夢を叶えたいという夢の中間地点に鳥人間コンテスト出場という夢があって、パイロットにもなりたかったという感じです。

さいが
さいが

なるほど!ありがとうございます。

TUYAEといえば手先が器用!というイメージがあるんですけど、もともとものづくりにも興味はあったんですか?

TUYAE
TUYAE

ものづくりの経験があったわけでは決してないんだけど、飛行機が好きというよりは工作が好きという感じだったかなぁ。実際、僕は設計のセンスとか才能とかは全然無くて、カッコイイ!!というデザインにアウトプットを近づけていく感じに、ものづくりを楽しんでたかな!

最初に自分が作りたいものの絵を描いて、そのデザインに寄せていくようにものづくりしているかな。

さいが
さいが

絵も描けて、ものづくりもできて、パイロットも務めるなんて・・・多才すぎる!!

TUYAE(@sola_no_tuya)より、最近描いた実際の絵の数々を以下に引用させていただきました。

2017年大会出場機体について【Chalcedony】

プラットホームからの離陸に成功し琵琶湖を滑空していくカルセドニー(2017年大会)
水族館で見た魚を思い出したりしていた
さいが
さいが

TUYAEさんのアイデアはどれもがひたすらセンスが良いと私はいつも思うんですけども、そのアイデアってどこからインスピレーションを得ているんですか?教えてください!

TUYAE
TUYAE

昔から、動物だとか海洋生物がすごく好きでした。

今はやっぱり飛行機が一番好きなんですけど、飛行機を好きになる前は魚がすごく好きでしたね。思えばアイデアのきっかけは魚が多いかもしれないですね。2017年出場機体Chalcedonyには”ドーサルフィン”もついてますし。。。

おそらく前に好きだった海洋生物みたいな、機能美を備えたカッコよさみたいなのが好きで、それがものづくりに反映されているんだと思います!

機体の自慢ポイントは”ドーサルフィン”
さいが
さいが

じゃぁ、やっぱり機体の一番の自慢ポイントはドーサルフィンですか?

TUYAE
TUYAE

そうですね!でも実は機体製作においてかなり後半の時期に決めたんです。概念設計から始めて…絵を描いてイメージを膨らませたらまずは手のひらサイズの模型を作るんです!そこでコックピットからテールにかけてのドーサルフィンの形状を決めて、実際の機体に落とし込んでいったという感じですね!

実際のドーサルフィンの様子の写真をTwitterから以下に引用させていただきました。

設計は実際に手を動かしてモックアップを作りながら決定

「実際に模型を作って、製作イメージを詳細にしていく」とのことでしたが、具体的にどういうことをするんですか?

手のひらサイズで自分の頭の中のイメージを再現するという感じです。というのも、2016年大会に出場した機体は翼とコックピットの接合があまりきれいにつなげることができなかったんです。なので2017年の機体では絶対に美しくしたかったんです。フェアリングには命を懸けてましたね。製作した模型を用いて翼とコックピットの接合、コックピットと尾翼の接合を実物を再現して考えました。

あとはとりあえず考えるより、やってみよう!という思いが強いのでとにかく手を動かしていた感じですね。やっぱり作ってみないとわからないことって多いので。

すごい!そうすると一緒に作業する人たちとも製作プロセスなどの共有すべき情報の認識を合わせやすそうですね!

そうですね!うちの大学では、助成金をもらって活動するにはプロジェクト内容を大学側に説明する必要があるんです。そういう時にやっぱり、口で話すよりも実物や模型を見せながら説明すると伝わる量が変わるなって思いますね。元々まわりにアピールする必要があることを理解しているという風土があるチームだったので、何かを説明するときは自分もみんなも深く理解できるように手を動かしていました。とにかく、とりあえず形にしてみるっていうのが機体製作の中で当たり前になっていたと思います。

実際にTUYAEさんがコックピットを製作する前に製作したコックピットのモックアップ
出場3回目で300mのフライトを達成
さいが
さいが

滑空機部門出場3回目の学生チームで300m越えのフライトは本当にすごいと思います!

TUYAE
TUYAE

ありがとうございます!

チームとしては2016年大会に出場した先輩たちが結構飛んでくれたので、とりあえず先輩たちの記録を越えられるようにプロジェクトを進めていきました。結果として327.99mのフライト達成できたって感じです!

さいが
さいが

やっぱりパイロットとして訓練するために、ハンググライダーなどを用いた訓練も取り組まれていたんですか?

TUYAE
TUYAE

それがうちのチームにはあまりパイロットの訓練のための環境って整ってないのが現状なんです。ハンググライダーは数回しかやったことがないですね。。。なので経験の浅いパイロットでもきちんと機体を操縦できるように、機体を設計する際にパイロットの操縦しやすいということを意識しました。ここらへんの設計は本当に2016年に出場した先輩方の機体が参考になりました。

さいが
さいが

設計兼パイロットという役職はプレッシャーでしたか?

TUYAE
TUYAE

うちのチームでは代々設計者とパイロットは兼任させないようにしようという決まりになっていたんですけど、僕はどうしても設計もやりたかったし、パイロットにもなりたかったんです。絶対やってやるんだっていう気持ちを伝えたらチームの仲間が賛成してくれて、環境をいただいたので本当に幸せなことだと思います。

鳥人間コンテスト滑空機部門にて、三回目の出場で300m飛ぶのは現役学生チームではなかなかすごいことなんです。詳しくは過去記事で紹介しております。

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