鳥人間経験者インタビュー 第一回 TUYAE ”外に出て本物を直接学ぶことの大切さ”

2019年大会出場機体について

400m越えのフライトを狙った機体【lolite】
さいが
さいが

ズバリ!2017年出場機体Chalcedonyから進化した点を教えてください

TUYAE
TUYAE

まず変えたところは本気で記録を狙いにいくための設計方針にしたことです。目標飛距離を410~420mに設定して機体設計を行いました。安定性や信頼性を維持しつつ、エレベータやラダーを駆使して飛距離アップを狙った機体になっています。また、滑空比をあげるために翼型も変えました。

2017年出場機体Chalcedonyでは曲線美を意識したんですけど、2019年出場機体loliteではもう性能重視でしたね。フェアリングの高さも攻めました。2017年出場機体は「まるっこい」って表現するならば、2019年出場機体は「シャープ」という感じです。

あとは水平尾翼と垂直尾翼の前後関係を改めました。実機のグライダーに寄せて、もうとにかく飛距離を狙える、性能の高い機体です!

台風が差し迫る中でのフライト
さいが
さいが

2019年大会では台風直撃の影響で本当に大変だったと思います。

当日あったことを教えてください。

TUYAE
TUYAE

当日は台風で本当に大変でした。

実はプラットフォームには社会人チームのでらしゃいん!のみなさんにも上っていただいて手伝ってもらったんです。元々中古桁をゆずっていたり関係がいろいろあったので…本当に当日はお世話になりました。

大会が始まって、一番機がフライトした直後に、桟橋にいるチームに「プラットフォーム上がやばい」っていう情報が真っ先に入ってきたんです。もう雨と風と緊張でぼろぼろになっているっていうのもあるんですけど、みんなで「生きて帰ろうね」って声をかけあっていたのを覚えています。

もっと周りに声をかければよかったなぁっていまは思っていますね。みんな緊張と雨と風でボロボロになっていたのもあって、ミスがいろいろ出ちゃったんです。自分のチームのフライト順が来て、いざ離陸体制に入るときに、翼持ちの一人が立ち位置を間違えていることに気づけなかったんです。疲労はほんとに気を付けなきゃって思いましたね。

さいが
さいが

離陸直後はどういう風にパイロットとして対処していましたか?

TUYAE
TUYAE

離陸直後は意外と冷静でしたね。もうプラットホームを走っている時点で、翼端が引っかかったことが目で見えていたので、どう対処すれば一番被害が小さくなるか、ということを考えていました。一瞬の出来事だったけど、離陸する前に翼端がプラットホーム上の柵に引っかかったことを確認して、できるだけ高度を緩やかに落として着水するまで、走馬灯のようにゆっくりと時間が流れているように感じましたね。極限まで追い込まれるともはや他人事というか、客観視できるんですかね?とにかくとっても冷静でした。

着水後のインタビューで「なにがあったんですか!?」ってインタビューされたんですけど、淡々と「あっ、離陸前に柵に翼端がひっかかってしまってー」って答えたのを覚えています。

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